メンタルヘルスマガジン『こころの元気+』2019年11月号(153号)
認定NPO法人地域精神保健福祉機構・コンボ発行のメンタルヘルスマガジン「こころの元気+」2019年11月号を紹介します。
この本はメンタルヘルスマガジンという名の通り、うつ病や躁うつ病、統合失調症などの精神疾患をかかえる本人向けの雑誌です。なかなか精神疾患を取り上げて毎月発行される本は無かったですし、何より同じ病気をかかえて闘病生活を送っている人たちの声が聞ける唯一の本です。
毎号の特集はもちろん、たくさんの連載があり、いつも楽しみに読ませてもらっています。そしていろいろ参考になっています
もし、まだ「読んだことが無い!」という方は、ぜひ読んでみてください。「こころの元気+」は、コンボの賛助会員の方に毎月15日頃をめどに(郵便事情により前後します)お届けする会員誌のメンタルヘルスマガジンです。購読の申し込みは、下記のホームページからできます。(会員誌のため書店では販売していません)
若くして発病したり、入院が長かったり、あるいは家から出られない状態が長期化したりすると、なんとなく社会の―いわゆる「常識」がよくわからないという方や社会の常識を知らないことがのコンプレックスになっている方がいるかもしれません。
でも、そのいわゆる「常識」なるものは、あくまでも後から身についていくものですし、社会のなかにも「非常識」と思われる振る舞いや言動をする人はたくさんいます。
この特集では、「常識」との葛藤やそれによる生きづらさ、それに皆さんがどう対応しているのか、知っていると少し役に立ったり、関係をよくするために役に立つ「常識」は何か、必ずしもその「常識」にしばられなくてはならないわけではないこと、自分だけじゃなかった、―などの体験談や支援者の知恵をお伝えします。
- 【特集1】恥ずかしかったです!/投稿
こんな常識を知らなかったために、恥ずかしかった体験談
- 【特集2】まんが あいさつ/ 代書屋オウスケ
今日は母の一周忌、そこでこんなことが…
- 【特集3】ジョーシキアンケート
Q1:社会に出るときの対応や服装・話し方への不安やとまどいは?
Q2:何にとまどったり不安を感じるか?
Q3:知りたい、身につけたいことは?
Q4:常識を知らないと感じる人は誰?
Q5:Q4でそうと感じたのはなぜ?
Q6:常識をネットで調べる?
Q7:Q6の情報は役立った?
Q8:常識は身につけておくもの?
Q9:疑問に感じる常識は何?
Q10:知っておくべき常識は何?コラム:私の「ジョーシキ」は誰のため?/ 高野悟史(医療法人財団青渓会 こまぎの相談支援センター)
コラム:私の常識/小河原麻衣(株式会社MICHALLON フラワーアーティスト/看護師)
- 【特集4】職場の常識って何?/大島みどり(NPO法人NECST・ユースキャリアセンターフラッグ)
マナー本ではわかりにくいポイントをおさえて照会していただきました。 - 【特集5】まんが 苦手な場所/マリコ
なんで苦手が考えてみると…
- 【特集6】えっ! 自分だけじゃなかったの?/投稿
「自分だけじゃなかった!」そんな実体験です。 - 【特集7】こんなとき、みんなどうした? Q&A/投稿
他の当事者の人達に、こんなときにどう対応しているのか答えていただきました。
Q:誘いやお願いのうまい断り方
Q:あいさつやお礼の仕方
Q:他人の話をついさえぎっていまう
Q:新しい環境で、どうふるまうか - 【特集8】人づきあいに困ったときに役立つSST(社会生活技能訓練)-練習するとどうにかなるってステキですね-/大川浩子(北海道文教大学・NPO法人コミュネット楽創)
SSTとは何か?実際どのように何をやるのか?どこでできるのか?などなど - 【特集9】常識を具体化しよう/冠地情 (成人発達障害当事者会「イイトコサガシ」代表)
常識って人により違うし、ぶつかったり、すれ違ってしまうもの。ではどうすればよいのか?
以下、連載の一部を紹介します。
菊地俊暁先生(慶應義塾大学病院)と黒川常治さん(ピアスタッフ、グラフィックデザイナー)の「うつ病Q&A」第15回は、「生き方を変える?」です。
『発達障害 空気を読まずに、言いたい放題』 第32回 は、Kay(ケイ)さん(丹後の凸凹個性家・大人の発達障害当事者)の『当事者会の問題と第三の居場所』です。
井坂武史先生(特定社会保険労務士)の「あきらめない障害年金」第14話は、「特障害基礎年金と障害厚生年金を同時に請求する裏技」です。
※連載については→コチラ