こころの健康出前講座
うつリカバリーエンジンでは、学校や地域での活動場所へ、精神疾患の当事者を派遣して講演を行う『こころの健康出前講座』を始めました。こころの病気についての知識やこころの不調に気づいたときの対応などについてお話します。
自身の病気だけでなく、家族、友人、仕事で出会う人など、精神疾患に出会うことのない人生を送る人はいないと思います。病気の基本的な知識や対処法は、生きるために必要な情報です。
学校メンタルヘルスリテラシー教育の普及啓発・実施
うつ病などの精神疾患については「メンタルヘルスリテラシー教育」というのがあります。「メンタルヘルスリテラシー教育」とは、こころの不調や精神疾患についての知識を得ることで、病気を予防したり自分のこころの不調に気づいたり、まわりの大人や友達、専門相談機関などに相談できる力をつけていくことをめざす教育です。
子ども自身の病気だけでなく、家族、友人、仕事で出会う人と広げて考えると、精神疾患に出会うことのない人生を送る人はいないと思います。病気の基本的な知識や対処法は、生きるための欠かせない情報だと考えます。
弊団体では、学校への出前授業など「学校メンタルヘルスリテラシー教育」にも力を入れています。
IPS援助付き雇用に関する情報提供・普及啓発
IPSとは、本人に「働きたい」という希望があれば一般の職に就けるという強い信念に基づいてサービスを提供する就労支援モデルです。正式名称は「Individual Placement and Support」と言い、個別の就労活動支援と職場定着支援を中心とした就労支援モデルです。
IPSモデルの理念は、「どんなに重い精神障害を持つ人であっても、本人に働きたいという希望さえあれば、本人の興味、技能、経験に適合する職場で働くことが出来る」「就労そのものが治療的であり、リカバリーの重要な要素となる」という信念に基づいています。
弊団体は、「働きたい人は必ず何らかの方法で働ける」というIPSモデルの考えに共感する仲間を増やしていきます。
障害福祉事業所および介護事業所のICT化サポート
近年、障害福祉事業所および介護事業所でもICTの導入に積極的な事業所が増えています。書類作成や電話・口頭での連絡がまだ多い障害福祉および介護業界において、ICT化は今後の経営を左右する重要な要素です。
ICT化することで以下のメリットがあります。
- 事務作業を効率化し介護職員の負担を軽減できます
- 事業所と病院、相談支援専門員やケアマネジャーなど関係者同士の情報の連携がしやすくなります
- ICT化を進めデータを活用すれば、サービスの質を向上させることができます
ICT機器を導入するにあたっては、機器を扱う職員への教育が必要です。特に、高齢の職員やパソコンの操作に慣れていない人の中には、最初から抵抗感を持ってしまう人も多く、新しい機器のの操作方法を覚えることは、かなりのストレスがかかります。
弊団体では、ICT化のサポートから職員への操作説明等も行っています。
ベンゾジアゼピン系薬剤の適正使用のための啓発
気軽に処方される睡眠導剤や抗不安薬によって、薬物依存に陥る危険性があることは、あまり知られていません。特にベンゾジアゼピン系薬剤(BZD)睡眠薬や抗不安薬は依存性が高く、筋萎縮・転倒・骨折・眼瞼痙攣などの副作用が国際的に問題視されています。
日本では2017年3月に独立行政法人(独)医薬品医療機器総合機構(PMDA)が、根拠のないベンゾジアゼピン系薬剤の継続投与、長期使用の禁止と急な断薬を控えるようすすめる勧告書を医療施設に配布しました。また、2018年2月には、向精神薬の長期処方や多剤処方の診療報酬が改定されました。しかしこれも、諸外国が「処方〜減薬期間あわせて4週間」で処方料・処方箋料を減額するのに対し、日本は「1年以上長期処方の場合」と基準が甘いと言われています。
ベンゾジアゼピン系薬剤の服用を中止する際は、慎重に減薬・中止を行う必要がありますが、急に中止すると原疾患の悪化に加え、重篤な離脱症状があらわれると言われています。しかしながら、離脱症状が医師に認識されず、症状が改善されない場合、患者はどこに相談して良いのか分からないのです。それはとても孤独で不安なことです。
ベンゾジアゼピン系薬剤は絶対悪だということではなく、一人でも多くの人がベンゾジアゼピン系薬剤による常用量依存の恐ろしさを知り、それから離脱できること、常用量依存にならないために正しい知識と情報が共有されることを願っています。
うつ病アドバイザー
〜うつ病の相談者、家族を支援するスペシャリスト〜
2016年6月に、一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP)認定 「うつ病アドバイザー」に合格いたしました。
厚生労働省の調査によれば、うつ病などの気分障害で、医療機関を受診している総患者数は、 111万6千人と、調査を開始して以来、最多となっています。(平成26年「患者数調査」:厚生労働省)
ストレスの多い現代社会では、うつ病は誰がなってもおかしくない病気になっていますが、未治療 のまま放っておくと、自殺の可能性もある深刻な病気へと変わってしまいます。その一方でうつ病 に対する正しい知識、正しい接し方などを理解している人は少ないのが現状です。
うつ病アドバイザーはうつ病に対する専門的な知識や心理援助技術を備えているスペシャリストであることを証明するものです。
うつ病のピアサポートグループ『ガレージとーく』
心の病や障害を持つ仲間同士を「ピア」と呼び、今全国各地で様々な活動が生まれ、育ちつつあります。
『ガレージとーく』は、うつ病の当事者や家族を対象としたピアサポートグループ の場です。ミーティングでは当事者同士が集まって、悩んでいること、苦しんでいること、 思っていることなどを話します。
こころの健康出前講座
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続きを読む学校メンタルヘルスリテラシー教育
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続きを読むベンゾジアゼピン系薬剤の適正使用のための啓発
ベンゾジアゼピン離脱症候群の当事者として 今わたしは、自らが体験したベンゾジアゼピン系抗不安薬の離脱症状から、薬害被害者の生の声とわたしが感じた精神医療の問題点についてお伝え...
続きを読むうつ病アドバイザー
日本能力開発推進協会(JADP)認定「うつ病アドバイザー」に合格しました。(2016年6月) 2012年11月に「うつ病アドバイザー」の取得を目指します!と宣言してから、3年...
続きを読むうつ病のピアサポートグループ『ガレージとーく』
代表の長谷川と申します。わたしは、2004年に仕事のストレスからうつ病を発病し失業し、その後自宅療養の後、再就職するも再燃し、失業を繰り返しました。発病から8年が経ち、ようやく寛解...
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