7月11日は「世界ベンゾ注意喚起の日」

今年の711の厚生労働省への陳情に同行された映画監督の増山麗奈氏が、ハーバー・ビジネス・オンラインに、ベンゾジアゼピンの薬物依存や副作用等を分かりやすく記事にして掲載しています。

ハーバービジネスオンライン記事
「薬物依存や副作用が危惧されるベンゾジアゼピン系薬剤、世界的な注意喚起アクション」

https://hbol.jp/197749(ハーバービジネスオンライン)

 

7月11日は「世界ベンゾ注意喚起の日 」です。

あなたはベンゾ系薬剤を服用していませんか?
また、そういう方をご存じないですか?

ベンゾジアゼピン

以下 精神医療の真実 フリーライターかこのブログ より下引用します。

629日の打ち合わせには参加しましたが、厚労省との折衝は今回は他の方に任せることにしました。

ただ、711(世界ベンゾ注意喚起の日)は、なにも厚生労働省への陳情だけが活動というわけではありません。

そうだとしたら、関東圏・東京以外にお住いの方には、おそらく「関係ない話」になってしまいます。

そうではなくて、ベンゾジアゼピンという薬について考えてみるだけでも、それは立派な活動です。

飲んだことのある方、減薬の経験のある方、離脱症状の経験のある方……。

こんな薬がなぜこうも幅広く処方されることになったのか、なぜ依存になるまで飲むことになったのか、なぜ医師は離脱症状を認めないのか、一方で、飲んでいるときにはどんなメリットがあったか、なぜやめようと思ったのか、やめた後とやめる前の違いはどんな感じか。

いいことも悪いことも含めて、ベンゾという薬について考えてみるのです。

それはある意味で自分の「人生」を考えることにもつながる行為かもしれません。なぜ、あのとき薬が必要だったのか、なぜやめようと思ったのか。

一方で、こんな思いもあるはずです。

なぜ、あのとき医師はきちんと説明してくれなかったのか、飲み続けるような方向に導いたのか、依存について離脱症状について説明してくれていたら……。

私も多くの方の話を聞き、ベンゾについてはさまざまなことを考えます。

7月はベンゾのことを考える時です。(コメントに皆さんのベンゾへの思いを書き入れていただければと思います。)

それから、チラシ配布も711の活動の一環です。それぞれのお考えで行ってください。

以下からダウンロードできます。(両面印刷していただければ)。


チラシ

http://w-bad.org/wp-content/uploads/2017/04/Japanese_Flyer_front.pdf

http://w-bad.org/wp-content/uploads/2017/04/Japanese_Flyer_back.pdf

 

世界ベンザ注意喚起の日

 

世界ベンゾ注意喚起の日とは?

「世界ベンゾ注意喚起の日」――こんな呼びかけをしている人がいます。

皆さんの中にはご存じの方も多いと思いますが、ニュージーランドから日本にやってきたウェイン・ダグラスさん。彼は、アシュトン・マニュアルの日本語翻訳者でもあります。

ダグラスさんは今から十数年前、日本とニュージーランドの橋渡しを夢に来日しましたが、来日して間もなくの2000年、めまいの症状で耳鼻科系の日本の診療科を受診しました。そこで、医師による安易なベンゾジアゼピン処方を受け薬物依存に陥ったのです。

ダグラスさんはその後、この医原病による薬物依存を訴えるため裁判を起こしましたが、最高裁まで持ち込んだものの、結果は残念なものでした。日本における精神医療のずさんさだけでなく、ダグラスさんは、司法による医療裁判の難しさをも異国の地で、たった1人で体験したことになります。

さらに、裁判中に東日本大震災を経験、福島で原発事故にも遭遇しました。住む場所も仕事も失い避難所を転々としながら、その地獄のような裁判を支援者もないままたった独りで闘い続けました。

そんなダグラスさんが、ベンゾジアゼピン系薬物の危険性を世界に向けて発信しようと考えたのが、この「世界ベンゾ注意喚起の日」です。もともとは、2015年、 Oldham TRANX (向精神薬の離脱サポートグループ)の前会長 Barry Haslam 氏の発案によるもので、ダグラスさんはそれを引き継ぐかたちで今回の企画となりました。その記念すべき日は、あのアシュトン・マニュアルを作ったヘザー・アシュトン教授(英国、ニューカッスル・アポン・タイン大学名誉教授、臨床精神薬理学)の誕生日(7月11日)です。

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