厚生労働省では、精神障害及び知的障害の認定の地域差の改善に向けて対応するため、『国民年金・厚生年金保険 精神の障害に係る等級判定ガイドライン』等を策定し、本年9月1日から実施することとしました。
『国民年金・厚生年金保険 精神の障害に係る等級判定ガイドライン』の策定及び実施について |報道発表資料|厚生労働省
この件で、信濃毎日新聞から取材を受け、9/1付の朝刊第二社会面(34面)に掲載されました。
今回は、社会保険労務士の齋藤京子さんの働きかけにより、新聞掲載になりました。斎藤さん曰く、「目的は、障害年金と新ガイドラインの周知です。ガイドラインについては医師の方もほとんどわかっていないので、少しでも関心を持ってもらいたいと考えています。」とのことでした。
わたし自身は、障害年金の給付が今後どうなるのかということも気になりますが、障害年金のことが紙面に載ることで、障害者ではない方(健常者)が初めて障害年金のことを知り、「そんな制度は無いほうがよい」などど言い始めるのではないかということを一番心配していました。
中途半端な知識で障害年金制度を知り、津久井やまゆり園で起きた殺傷事件のように、「障害者はいらない」という考えと同じようなことを思わないかということです。そこは、記者の方へ「生活保護とは違い障害年金は福祉的な手当ではなく、老齢年金同様、国民の権利である」ことにも触れて欲しいと伝えましたが、この内容で十分だったでしょうか
わたしの実名で顔写真も載ったことで、自分が矢面に立つかもしれないという怖さもありましたが、「長谷川さんは間違ったことをしているわけではありません。むしろ長谷川さんが実名で現状や不安を語られたことにより、記事の内容が読む人に伝わりやすくなっていると思いました。」との感想をいただき、ホッとしています
尚、記事中、『うつ病患者の団体「ガレージとーく」の会員からも』とありますが、「ガレージとーく」はピアサポートグループ=当事者会で会員組織ではないことをお伝えしておきます。
また、社会保険労務士の齋藤京子さんより、記事の訂正があると聞いています
「当分の間、等級変更はしない」のではなく、
「当分の間、不支給にはしない」の間違いです。等級変更は、今までと同じくあるとのことです。