メンタルヘルスマガジン『こころの元気+』2019年4月号(146号)

メンタルヘルスマガジン「こころの元気+」2019年4月号を紹介します。

この本はメンタルヘルスマガジンという名の通り、うつ病や躁うつ病、統合失調症などの精神疾患をかかえる本人向けの雑誌です。なかなか精神疾患を取り上げて毎月発行される本は無かったですし、何より同じ病気をかかえて闘病生活を送っている人たちの声が聞ける唯一の本です。

毎号の特集はもちろん、たくさんの連載があり、いつも楽しみに読ませてもらっています。そしていろいろ参考になっていますイイ!!

もし、まだ「読んだことが無い!」という方は、ぜひ読んでみてください。「こころの元気+」は、コンボの賛助会員の方に毎月15日頃をめどに(郵便事情により前後します)お届けする会員誌のメンタルヘルスマガジンです。購読の申し込みは、下記のホームページからできます。(会員誌のため書店では販売していません)

リンク 会員誌「こころの元気+」のお申し込み(賛助会員申込)方法

 

4月号特集「災害に備える」

 

近年、さまざまな災害が日本各地で頻発しています。災害が大きい場合は、自宅からしばらく避難することになります。また、災害の規模が非常に大きな場合には、避難所で一定期間生活をしたり、自宅が使えなくなってしまうこともあります。それによって、これまでの生活は激変します。

この特集は、災害に備えるために、あらかじめどのようなことができるのかを考えます。

一般的な防災知識だけではなく、精神疾患のある人やその家族、支援者などにとって必要なことを中心に、体験や情報を伝えます。

  • 【特集1】災害に遭遇すること 被災者の声に耳を傾けてみよう/前田正治(福島県立医科大学 災害こころの医学講座)
    災害に遭遇するとはどういうことか?災害発生急性期・復興期、それぞれの時期の問題と大切なことは?被災者の声を聴く大切さとは?
  • 【特集2】まんが:西日本豪雨災害/鳥さなぎ
    去年7月の豪雨災害を体験した鳥さなぎさんの体験漫画。気持ちが伝わってきます。
  • 【特集3】災害を体験した人からのメッセージ /投稿
    東日本大震災・阪神淡路大震災の体験や感じたこと、避難先の道筋など。
  • 【特集4】事前の備えについて /投稿
    備えておくものだけでなく、伝えたい教訓なども
  • 【特集5】避難所、避難生活で、あらかじめ知っておきたいこと/松田聡一郎(一般社団法人ふくしま心のケアセンター  精神保健福祉士)・避難所での体験談/フカヒレ
    避難準備・高齢者等避難開始の意味、指定緊急避難場所と指定避難所と福祉避難所の違いなど、すぐわからない方にぜひ読んでほしい特集です。
  • 【特集6】まんが:大水がキタ! /キナコモチコ
    自分の田舎が大雨で…。そんな体験漫画です。
  • 【特集7】当事者として、東日本大震災後の今と備え/内海章友(石巻地域若者サポートステーション総括コーディネーター)
    風化も忘却もないと感じている被災者の方からの言葉。そして、皆に伝えたい具体的な「防災への気づきやヒント」
  • 【特集8】災害時には、支援者こそ「受援力」が必要/松本和紀(東北大学大学院 医学系研究科 精神神経学分野 准教授)
    災害時には誰しもがトラウマを受けます。「受援力」の大切さと必要性
  • 【特集9】災害後の心のケアについて-自治体の役割/矢田部裕介(熊本こころのケアセンター)
    自治体では、災害直後の心のケアとしてどのような活動があるのかをお伝えします。

以下、連載の一部を紹介します。

『でも先生、ガイドラインにはこう書いてあるんですが…わかりやすい「統合失調症薬物治療ガイドライン」』 vol.6は、伊藤侯輝(北海道大学病院精神科神経科(講師)/北海道大学大学院医学研究院(専門医学系部門)神経病態学分野精神医学教室)の「口からのむ薬(経口薬)と注射する薬(持効性注射剤:デポ剤)ではどちらがよいのか?」です。

井坂武史先生(特定社会保険労務士)の「あきらめない障害年金」第7話は、「障害年金をあきらめ、遺族年金を選択」です。

『こころの元気+』2019年4月号

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