小中高生の自殺者数「過去最多」を受けて―うつリカバリーエンジンとして、これからの取り組み
厚生労働省は1月29日、警察庁の自殺統計に基づく自殺者数の推移統計の2025年暫定値データを公表しました。今回の発表では、年間の自殺者総数が統計開始以来初めて2万人を下回り過去最少となった一方で、小中高生の自殺者数が過去最多を更新(532人)したことが大きく報じられています。
厚生労働省「警察庁の自殺統計に基づく自殺者数の推移等」(2025年(令和7年)年間暫定値 PDF)
わたしたちうつリカバリーエンジンは、これまで以下の活動を通じて、心の不調を“特別なこと”にしない社会づくりに取り組んできました。
今回の結果を受け、改めて強く感じているのは、「子ども・若者を変える」のではなく、「社会や大人のふるまいを変える」必要性です。10代の悩みは、大人から見れば些細に思えることでも、本人にとっては逃げ場のない重圧になることがあります。高校への出前授業を実施した後のアンケートからも、「分かってもらえた」「否定されずに話を聞いてもらえた」という経験が、死にたい気持ちを和らげることにつながっている様子が読み取れました。共感可能な相手がそばにいることは、子ども・若者にとって大きな支えです。
小中高生の自殺が過去最多となった今こそ、「誰か一人の努力」ではなく、社会全体で支える仕組みが求められています。うつリカバリーエンジンでは、子ども・若者の自殺対策を進めるため、活動の輪を広げていきたいと考えています。本取り組みにご関心のある方、ご協力いただける方は、ぜひお声がけください。一緒に、子ども・若者が安心して過ごせる社会をつくっていけたらと思います。
よろしくお願いいたします。

