『ガレージとーく』第59回ミーティング(2019/4/21)終了報告
2019年4月21日に、うつ病のピアサポートグループ『ガレージとーく』第59回ミーティングを開催いたしました。
桜が満開ではありましたが、花曇りというよりはどんよりとした曇りの中、初参加3名+リピーター2名の計5名の方に参加いただきました。(初参加1名の方が、当日欠席されました。)
最初に、簡単な病歴や参加のきっかけに触れながら自己紹介をし、その後、フリートークということで、近況など自由に話をしました。その後、「今日話したいこと」を出し合ってもらい、事前にリクエストがあったものを含め、以下のテーマが挙がり、それぞれの思いや体験などを話しました。
- 仕事のストレスについて
- 病気を抱えながら働くことについて
- 病気を受け入れるには?認めるには?
- 家族の病気への理解について
最初のフリートークの際に、リピーターの方から、就職されたことに加えて、申請していた障害年金の給付が決定したという嬉しい報告がありました👏
今回は、初めて参加された方が3名いましたので、テーマミーティングは、初めての方を優先し話をしました。現在休職中の方や休職を経て退職に至った方がいたこともあり、発病の原因になった「仕事のストレス」についてや「病気を抱えながら働くことについて」「病気を受け入れるには?」がテーマに挙がりました。
もともと自分がやりたい仕事に就けたのに、うつ病になったことが受け入れられずにいる。体調が回復すると、病気だった時間を取り戻そうとまた頑張ってしまい再発してしまった…という話がありました。
わたしも、うつ病の闘病中は、何度も死にたいと思いながらも、生きていられればそれでいいと思いました。再就職した時も、働けれるだけで充分と思っていたのに、仕事に慣れてくると、「もっと頑張らなきゃ」「もっと努力しなきゃ」と思う自分がいました。そして、より高いハードルを越えようとして、結局、再発してしまうといったことがありましたので、その気持ちがとてもよく分かりました。
仕事において、「他の人が気にならないことでも、これはどうしたらいいのか?」と気がついたり疑問に思ってしまうくらい、細かいところがあると言う方がいましたが、わたしもそうなのです。それが原因で、ストレスになることもあります。普通の人なら気にしないところが気になってしまう人は、細やかな仕事ぶりだったり、危機管理能力に優れている、常に先のことを考えて行動する人も多いと言われます。自分の特性を活かせる仕事をするのが一番良いのかもしれませんが、それを乗り越えたり、自分に折り合いをつけることも必要だと感じました。
また、以前、長野県外に住まれていたことがある方からは、長野県は障害者専用求人が少ないうえに、最低賃金が当たり前のようになっていると感じたことを話されました。前に住んでいた所では、認知療法・アサーショントレーニングなどを行うストレスマネジメント講座や仕事での実践力をつけるための模擬プレゼンや模擬会議なども行うリワーク施設を利用していたそうですが、長野県にはそういった施設が無いと嘆いていました。改めて、地域格差を知る機会になったと思います。
参加された方へのアンケートの回答から、ミーティングの感想を一部紹介します。
今回参加された皆さん、足を運んでいただきありがとうございます。また、今回都合が悪く参加できなかった方も、ぜひ次回のミーティングへの参加をお待ちしております❗
次回、第60回ミーティングは、2019年5月19日(日)を予定しています。よろしくお願いいたします。