『こころの元気+』2014年3月号
メンタルヘルスマガジン「こころの元気+」2014年3月号を紹介します。
この本はメンタルヘルスマガジンという名の通り、うつ病や躁うつ病、統合失調症などの精神疾患をかかえる本人向けの雑誌です。なかな
か精神疾患を取り上げて毎月発行される本は無かったですし、何より同じ病気をかかえて闘病生活を送っている人たちの声が聞ける唯一の本です。
毎号の特集はもちろん、たくさんの連載があり、いつも楽しみに読ませてもらっています。そしていろいろ参考になっています
もし、まだ「読んだことが無い!」という方は、ぜひ読んでみてください。購読の申し込みは、下記のホームページからできます↓(書店では販売していません)
特集は「薬を正しく処方してほしい」です。ここ数年、抗精神病薬の減薬ガイドライン、睡眠
薬の使用に関するガイドライン、抗うつ薬の適正使用に関する提言が相次いで学会などから発表されています。その背景には、多剤大量処方などの不適切な薬の
使用が一般的に行われていることがあります。この特集は、向精神薬、睡眠薬抗不安薬、抗うつ薬、気分安定薬
などの正しい使い方を知るための特集です。
目次より
●薬を信じようかな/ムトウカエル
●薬を正しく使うために
/里中 高志
●私たちの体験談
●みんなが今、のんでいる薬について
●抗精神病薬の適正な使用について/佐竹 直子
●抗うつ薬の適正な使用について/野口 正行
●抗不安薬・睡眠薬の適正な使用について/渡邉 真里子
●気分安定薬の適正な使用について/鈴木 映二
●奇跡のようなネット情報を見つけたら…/大石 豊
以下、連載の一部を紹介します。
認知行動療法センターの大野先生の「いろいろ応用できる認知療法をじょうずに使ってみませんか」File.56
は、「がんばるということ」についてです。
質問コーナーの「おこまりですか?では他の人に聞いてみましょう!」Vol.85
は、「一歩を踏み出す勇気がない」についてです。
★2つの新連載がスタート!
「私のビョーキはトリプル」
ウツ歴9年の漫画家稲垣みさおさんとその家族の奮闘記!いわく、「現在進行形・自分取材漫画」の、はじまり、はじまり。
「家族のストーリー」
精神疾患を持つ人にとって、家族の関わり方や気持ちのあり方はとても大切なことです。この連載では、家族のみなさんの体験をお伝えしていきます。第1回は、岐阜県のお母さんのストーリーです。普通の毎日が「超幸せ」と思えるようになったきっかけとは?