うつリカバリーエンジンは設立10周年を迎えました

うつリカバリーエンジンは設立10周年を迎えました

皆さん、こんにちは。任意団体うつリカバリーエンジンの長谷川です。この度、うつリカバリーエンジンは設立から10周年を迎えました。この10年間、さまざまな形でうつリカバリーエンジンの活動を応援いただき、誠にありがとうございます。

わたしは2004年36歳でうつ病になりましたが、うつの症状が落ち着き外出できるようになってから、初めてピアサポートグループ(当事者会)に参加しました。そこでは⾃分の病気のことや⽣きることへの不安などを話しました。それまで病気のことは職場の⼈にも友⼈にも話すことができなかったのですが、ありのままの⾃分を話すことができて、とてもスッキリしたことを今でも覚えています。それがきっかけとなり自らのうつ病の経験から、「うつ病を患う方のリカバリーを応援したい」という思いの実現のために、うつリカバリーエンジンを設立しました。

ピアサポートグループ『ガレージとーく』は2013年9月22日に第1回ミーティングを開催しました。以降、ほぼ毎月1回ミーティングを開催しています。2023年7月で第104回を数え、延べ793人(実人数194人)が参加しています。

うつ病に対する誤解や偏見はまだまだ多く、多くの人がうつ病になったことを「隠したい」と考えがちですが、うつ病になったからこそ人生を見直せる、そんなチャンスを持つことが出来たと思います。「うつ病であっても正々堂々と生きている!」と言える社会を目指していきます。

昨年は、『毎日新聞』・『週刊SPA!』などのメディアにも掲載され、大勢の方に弊団体の活動を知っていただく機会が増えました。団体の設立から10周年を迎え、今後は『ガレージとーく』だけでなく、学校メンタルヘルスリテラシー教育の実施や自殺予防・防止のための啓発活動など、メンタルヘルスの社会問題解決のために活動していきます。

2023年8月1日
任意団体うつリカバリーエンジン
長谷川 洋

今後やりたいこと
  • うつ病のピアサポートグループ『ガレージとーく』の運営
  • 学校メンタルヘルスリテラシー教育の普及啓発・実施
  • うつ病を患う人やその家族へのアドバイス・サポート
  • 社会復帰(就労)をめざす方への支援活動
  • 障害福祉事業所および介護事業所のICTサポート
  • 企業におけるメンタルヘルスの相談・研修
  • ベンゾジアゼピン系薬剤の適正使用のための啓発活動