『ガレージとーく』第69回ミーティング（2020/2/16）終了報告

2020年2月16日に、うつ病のピアサポートグループ『ガレージとーく』第69回ミーティングを開催いたしました。

朝から雨風が強い荒天の中、初参加0名＋リピーター8名の計8名の方に参加いただきました。（キャンセル待ちの方がいましたが、キャンセルの方がいなかったため、定員オーバーでしたが、ご参加いただきました。）

最初に、簡単な病歴や参加のきっかけなどに触れながら自己紹介をし、フリートークということで、近況など自由に話をしました。その後、「今日話したいこと」を出し合ってもらい、事前にリクエストがあったものを含め、以下のテーマが挙がり、それぞれの思いや体験などを話しました。

・ハラスメント（パワハラ・セクハラ・モラハラ・いじめ）について
・心とカラダの休ませ方
・お金のやりくり
・職場の人とうまくやるには？
・薬のことー今飲んでいる薬はどんな薬？

当日1名の方が、体調不良のため欠席されましたが、前回に続き今回も満席となり、3時間でも足りないくらいのミーティングになりました。今回の参加者8名のうち７名が前回のミーティングの参加者ということもあり、テーマミーティングでは、かなり深い話ができました。

当事者による”個別ケース検討会議”と思えるような内容で、実体験に基づく話は説得力がありました。言いっぱなし聞きっぱなしの会という場では、ちょっとおせっかいかもしれませんが、でもほっとけないって言う皆さんの優しさを感じました

ハラスメントについては、パワハラ、セクハラなどで自分が被害者となり苦しんだ体験を話していただきました。ミーティングのあと、わたしもいろいろ考えましたが、Webメデイアである方がこんなことを書かれていました。わたしも同感だと思いましたので、引用しておきます。

「自分が受けたパワハラに対して、とても辛いことだったと自身で認める勇気、こういった辛い思いをすることと仕事を覚えることは全く関連がなかったと認識する冷静さ、今後に備えて対処情報を集める賢さ、そして自分は同じことを他の人にはしないという優しさを、常に忘れずにいること」

引用元：辛い経験を美化しすぎず、でも無駄にしないために。経験から考えるパワハラの対処法 | co-media [コメディア]

2020年6月1日より、職場におけるハラスメント防止対策が強化されます。パワーハラスメント防止措置が事業主の義務となります。（中小事業主は、2022年4月1日から義務化。それまでは努力義務）次回のミーティングでは、そのことについても情報を共有したいと思います。

薬については、おもに抗うつ薬や睡眠薬の話になりましたが、抗うつ薬の系統であるSSRI・SNRIなどや睡眠薬の系統であるベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系について、製品名や成分名を聞いてもすぐ分かる人も多く、皆さん、ご自身でいろいろ調べられているんだなぁと思いました。自分が服用している薬のことを知ることは大事ですよね。