『市民タイムス 口差点』に掲載されました(2023年11月10日)
2023年11月10日(金)付の『市民タイムス』の“口差点”に、わたしの投稿が掲載されました。
残りの自分の人生の生き方について書きました。また一番の理解者である妻への感謝も込めて書きました。『貢献寿命』についても書きましたが、初めて聞いたという方も多かったです。
多くの方から感想や励ましの電話やメールなどをいただきありがとうございます。すぐにはお返事ができそうもないので、まずはこちらでお礼の気持ちをお伝えいたします。
貢献寿命を延ばすことが幸福な超高齢社会の鍵になる
みんなの介護 これからの時代を切り拓いていく若い方に向けて、メッセージをお願いします。秋山 長寿社会の山積する課題解決を担っていくのは若い人たちです。長寿社会の新たな可能性を享受するのも若い世代です。自由に人生をデザインして生きていく時代になりました。長寿社会の課題に自分ごととして取り組んでいってほしいと思っています。
みんなの介護 ほかに「みんなの介護」の読者に伝えたいことはありますか?
秋山 古来、長寿は人類の夢でした。20世紀後半に日本の平均寿命は80歳を超え、長寿は達成できたと感じるようになりました。
しかし、寝たきりの高齢者や定年退職後「何をしたら良いかわからず無為に生きている」方が目につくようになり、「粗大ゴミ」とか「濡れ落ち葉」という言葉が流行語になりました。そして、ただ長く生きるだけではなく、健康で生きる健康寿命の推進が叫ばれるようになりました。
いまだ平均寿命と健康寿命にはギャップがあり、それを埋めることは重要です。しかし次のステップとして目指すべきものがあると感じています。それは貢献寿命です。
ただ元気で生きるだけではなく、社会とつながり役割を持って生きること。そして小さいことでも良いから「ありがとう」と言われるような生き方ができること。その貢献寿命をどこまで伸ばすことができるか。それが「長寿社会のフロントランナー」としての日本が次に目指すべきゴールだと思います。
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