大切だった人が離れていくワケ
『346 GROOVE FRIDAY(グルフラ)』は、2022年3月4日に突然3月いっぱいでの番組終了が告げられました。『346 GROOVE FRIDAY(グルフラ)』は、FM長野で、2001年 (平成13年) 4月6日の第1回放送以来、毎週金曜日 16:00 – 19:00に放送され、1091回を数える長寿番組でした。
3月1日の信濃毎日新聞に「参議院選長野県区 松山三四六氏を擁立へ」の記事が掲載されました。パーソナリティを務める松山三四六さんは、この夏の長野県参議院選へ出馬されるそうです。
3月4日に放送が予定されていた『FM長野 346 GROOVE FRIDAY!』は、バカボン鬼塚さんが代役で放送していました。放送終了後に、FM長野から、「この春の番組改編に伴い、3月いっぱいで終了することとなりました」と発表がありました。
2001年4月6日の番組スタートから21年にわたり放送してきた番組が、三四六さん自ら番組で何も語らず終了することになりました。その後、出演するCMのオンエアは無くなり、市民タイムス紙の連載も終了しました。
2001年4月6日の番組スタートから
21年にわたり放送して来ました
FM長野「346 GROOVE FRIDAY!」は、
この春の番組改編に伴い、3月いっぱいで
終了することとなりました。長い間、『グルフラ』を応援していただきました
リスナーの皆様、本当にありがとうございました。— FM NAGANO (@fmnagano797) March 4, 2022
わたしは、うつ病の闘病中に、『346 GROOVE FRIDAY(グルフラ)』に助けられました。無職で家に居るもうつ病の症状が重く、家に引きこもり状態のとき、毎週金曜日 16:00 からの放送が楽しみの一つでした。
毎週『346 GROOVE FRIDAY(グルフラ)』を聴くうちに、発病から約1年半後の2006年には段々と元気が出てきて、三四六さんのライブに行きたくなりました。思い切って買ったのは、2006年3月の松本文化会館(キッセイ文化ホール)のチケットでした。一人でライブに行けたことが嬉しかったことを覚えています。まさにこのときのチケットは「プラチナチケット」でした。その後も、2006年7月の塩尻レザンホールのライブにも行きました。
わたしがうつ病の真っ只中のとき、三四六さんのラジオやライブに助けてもらいました。また、三四六さんが『グルフラ』で、リスナーの悩み相談に答えるのを聴いているだけでも、元気をもらった気がします。いつか三四六さんに会って話がしたいとずっと思っていました。
2021年12月5日に、長野県上田市にある『Route346』で、松山三四六さんのカレーカレーファンミーティングがあり、そのときに三四六さんと初めてお話することができました。
わたしが主宰している、うつ病のピアサポートグループ『ガレージとーく』が今年10月23日に第100回を迎える予定でしたので、その際には三四六さんに講演をお願いしたいという手紙を直接お渡ししました。わたしは初めてお話できて興奮気味でしたが、三四六さんは手紙の入った封筒を受け取り中を見てはくれましたが、終始全く目を合わせませんでした。その後、上田市の侍学園で行われた『松山三四六&村上雄信スペシャルライブ』にも行きました。そのときは色紙を直接渡してサインを書いていただきましたが、このときも終始全く目を合わせませんでした。ラジオでは「見かけたら気軽に声を掛けてください。写真も一緒に撮りますよ」とおっしゃってますが、そんなフレンドリーさは全くありませんでした。正直このときに少し違和感を感じました。
その直後の12月10日の『346 GROOVE FRIDAY(グルフラ)』の『人生アゲンスト』で、わたしが送ったメールを三四六さんが読んでくれました。『自分を笑える人は他人から笑われない』という直筆の言霊色紙もいただきました。嬉しいことが続いて、わたしは完全に舞い上がっていました。
しかし、その後、12月に開催予定だった『ガレージとーく』は参加メンバーが集まらずに中止となりました。わたしは体調が悪化しヘルペスが再発しました。その後も、信頼していた人から手のひらを返されたり、謂れのないことを言われたり、攻撃の対象にされたり、いろいろとつらい思いをすることが増えました。「三四六さんに運を使い果たしてしまったのかなぁ」と思いました。
「何かまずいことしたのかも」「自分の性格や行動が原因なのかも」と自分を責めましたが、相手が悪いわけでも自分が悪いわけでもないようです。ずっと仲良くしていた人やいつもそばにいた周りの人が、自分の前から去っていったり、いつの間にか距離を置かれるようになってしまうことがあります。人が離れていくのは、「ご縁の賞味期限」が切れたんだそうです。それは自分自身の転換期であり、人生のステージが変わると、これまでの人間関係が完了するそうです。今になって思えば、三四六さんに運を使い果たしたのではなく、「三四六さんとのご縁はもう終わりですよ」という神のお告げだったように思います。
「ご縁の賞味期限」が切れたとき、離れていく人が増える一方、新しい出会いや関係性も増えてくるそうです。確かに最近新しい出会いがたくさんあります。
写真の色紙は、知人を通して2014年に三四六さんからいただいたサイン色紙です。
「まわり道は多くを学ぶ近道」
うつ病を長年患っていたわたしにとって、この言葉に本当に救われました。今までありがとうございました。
わたしは、なぜ三四六さんが国会議員になる必要があるのか全く理解できません。三四六さんのラジオでの喋りやCDやライブの歌などは、まさに長野県民へのメッセージではないですか自由に言いたいことを言うのが三四六さんらしいのではないのですかなのになぜ参議院選立候補をする必要があるのかわたしは立候補には反対です。
20年以上続いた番組をいきなり降板。コロナ禍でも何とかやりたいと言っていたライブも、そのコロナを理由に中止。本当のことを真っ先に話して欲しかったです。
今、悔しさ、切なさ、怒り、後悔、様々な気持ちが入り混じっていますが、今日で三四六さんとのご縁は終わりにします。今までありがとうございました。わたしは次の新しい人生のステージへ進み生きていきます。