第34回ミーティング終了しました

6月19日に、うつ病のピアサポートグループ『ガレージとーく』第34回ミーティングを行いました。

朝からの晴れ晴れが一転して、昼過ぎには小雨雨が降る中、うつ病などの精神疾患をもつご本人5名の方が参加されました。初参加の方は居ませんでした。塩尻市や松本市を中心に岡谷市からもお越しいただきましたありがとう

まずは、今の気分、簡単な病歴、近況に触れながら自己紹介をし、その後、それぞれに「今日話したいこと」について述べてもらいました。事前にリクエストがあったものを含め、以下のテーマが挙がりました。

■ハローワークに登録して求職するか?求人雑誌・広告を見て直接申し込むか?オープンかクローズか?…など求職活動中の方に聞いてみたい。
■勤務中に体調のことなどを、会社でうまく話せていたか?
■元気を出すためにやっていること。心がけていること。

上記の3つが出ましたが、最初は「うつ病を抱えながらの再就職活動」について語り合いました。「現在仕事は休職中ですが、恐らく復帰は難しいと思うので、休職期間が終わったら、就職活動を考えている」という方からの質問でしたが、参加者の中で、うつ病を抱えながら再就職をしたことがある人がわたしを含めて2人だけでしたので、その2人の体験を中心に語り合いました。

障害者手帳も既にお持ちの方でしたので、ハローワークに設置されている「専門援助部門」を利用して、うつの病歴をオープンにしたほうが就活を有利に運べるかもしれません。「専門援助部門」は障害者の就労支援をする窓口で、ハローワーク松本では「職業紹介第二部門」になります。最大のメリットは、障害者枠の求人に応募できることです。一般窓口でうつ病であることを告げずに仕事を探してうまくいかなかった人が、専門援助部門では障害を伝えたうえで応募し、採用になったケースも少なくないようなので、採用のチャンスは広がるかもしれません。しかし、障害者向けの求人はパートや契約社員が中心で、正社員は少ないのが実情ですし、時給も最低賃金の場合が多いので、収入の面で希望条件と合わないかもしれません。

病気や障害をオープンにして働くか?クローズにして働くか?は、メリットもあればデメリットもあります。また、オープンにするか?クローズにするか?で、働き方も変わってきます。この先自分はどうしたいのか、どういう働き方が自分に合っているのかをよく考えていきながら、見極めていくのが良いのではないかという意見が出ました。

ハローワーク以外にも、就労支援で「松本圏域障害者就業・生活支援センター らいと」を実際に利用した方から、感想などを聞きしました。

求人誌や新聞の求人欄については、「まずハローワークに求人票を出し、応募者が少ないとか手応えが無いと求人誌にも出しているイメージがある」「ハローワークより求人誌や新聞の求人の方が、気軽に応募できる気もするが、ブラックかもしれないし、オープンでの応募は難しい気がする」という意見が出ました。最近はハローワークの求人でもブラックの所もあるようですし、求人誌や新聞の求人を行う会社は、相当額の費用を掛けているので、一概にいい加減な求人とも言えないのかもしれませんね。

休憩を挟んで後半は、「勤務中に体調のことなどを、会社でうまく話せていたか?について語り合いました。現在休職中の方からは、産業医との面談の際に「50歳を超える人が休職制度を使うべきではない。自分の感情は無視して出社してください」と言われ、大変ショックを受けたことを聞きました。わたしは産業医が居る会社に勤務したことはありませんが、産業医は健康上の問題を抱えた社員が安全に働くために、本人の状態・仕事の状況・就業規則などを総合的に判断して意見を述べると思っていたので、その話を聞いて驚くとともにショックでしたガーン実際にはそういう産業医の居る会社が多いのでしょうか

わたしの体験談としては、うつ病を隠して派遣で就業中に再燃し、派遣元の会社の営業担当者に病気のことをカミングアウトしたら、腫れ物に触るような態度になったり、隠していたことを怒られたりしたことを話しました。

最後は「元気を出すためにやっていること。心がけていること。について語り合いました。わたしの体験談として、イメージングカウンセラーのジョイ石井さんのスマホのアプリ「ボイスイメージング」を使っていることを話しました。「ワクワクしたい、能力を高めたいとき」「不安、心配、憂鬱なとき」「イライラ、あせり、怒りを感じるとき」「悲しい、つらい、さびしいとき」といったそのときの気持ちに合ったイメージを選び、そのボイスイメージを数分聴くだけで、自己暗示と同じような効果があるというものです。

また「婚活を始めよう!」と決めて、実際に婚活をスタートした方のを話を聞きました。後日行われる婚活パーティーにも参加の予定とのことでしたが、そのことが元気のもとになっているようでしたガンバレ!

今回は途中で話が脱線し、歯虫歯歯の治療の話題になり、歯科医の話題で盛り上がったりしましたが、そんな話題もあっても良いですよねイイネ

前回に引き続き、ミーティング終了後に有志のみで、会場のえんぱーく1階にあるカフェで「お茶会」をしました参加者はわたしを含めて4名でしたが、ミーティングの延長話からミーティングでは話せないプライベートなこともお互い話せて楽しかったです笑

今回参加された皆さん、足を運んで
いただきありがとうございます
また、今回都合が悪く参加できなかった方も、ぜひ次回のミーティングへの参加をお待ちしております。

次回、第35回ミーティングは、2016年7月17日(日)を予定しています。詳細については、ブログでご案内いたします。

第34回ミーティング

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