春分の日にしては、少し肌寒い曇り空の中、うつ病などの精神疾患をもつご本人とそのご家族の合計8名の方が参加されました。初参加の方は2名でした。塩尻市や松本市を中心に岡谷市や安曇野市からもお越しいただきました
最初に、今の気分、簡単な病歴、近況に触れながら自己紹介をし、その後、今抱えている問題や悩みを中心に語り合いをしました。
最初に初参加の方から、「住宅ローンの返済」について、病気で働けなくなったらどうしたら良いのかを聞きたいというリクエストがあり、それをテーマに話しました。参加者の中に、実際に住宅ローンの返済をされている方がいらしたので、その方の体験談を聞きましたが、「銀行や弁護士には相談したけれど、銀行は返済しろと言うし、弁護士は破産しろと言うだけ。収入が無いと返済の見直しの審査が通らない。売りたくても、売価とローン残高との差額は新たにローンを組むことになり、住む家が無くなってローンが残るだけでそれも困ってしまう」ということでした。
わたしは賃貸に住んでいるので住宅ローンのことは知識が無いのですが、ググってみると、「任意売却」という言葉がよく出てきます。ただ、「任意売却の場合は、ローンを借りている金額よりも低い金額での売買になるから残債務が出るのが当たり前で、残債務の処理が問題になってくる」というのはまさに参加者さんの意見と同じことなのかなと思います。
ミーティングでは「生活就労支援センター“まいさぽ”」に相談できないかという話になりました。“まいさぽ”は、「借金を抱え住む家もなくなりそう」「病気があり仕事や生活が不安」といった困りごとの総合的な支援を行う支援機関ですが、こちらを紹介しました。誰も利用したことがある人が居なかったため、想像でしか話せませんでしたが、相談しても弁護士のところへ同行するだけなのかもしれませんが、一人で悩んで行動するよりは良いかもしれないという話になりました。“まいさぽ”は、“まいさぽ塩尻・東筑”、“まいさぽ安曇野”、“まいさぽ松本”などそれぞれの地域にあります。実際に相談に行かれた方からの声や住宅ローンの返済の解決方法などあれば、お聞かせいただきたいと思います。
休憩を挟んで後半は、引き続き初参加の方から、「気分転換の方法」について聞きたいというリクエストがあり、それをテーマに話しました。皆さんそれぞれの方法を話していただきいろいろな意見が出ました。
例えば、
・コミックエッセイ、漫画を読む
・映画を見る
・音楽を聴く
・カフェでコーヒーを飲む
・スマホの無料ゲームをする
・TVでプロレスを見る
・お笑い番組を見る
・絵を描く
など、皆さん自分が「好き」「楽しい」と感じることをすることが多いようでしたが、そのときの気分=落ち込み度合いによっても、何をするかが違うという意見もありました。別の意見では、「落ち込むのは当たり前くらいに考える」「落ち込んでいる自分を認めてあげる」という意見や「人に話を聞いてもらう」「泣く」といった意見が出ました。
他には、猫と戯れるという方が居て、その話の流れで「猫カフェ」が話題になり、最近穂高周辺にオープンしたという話題などで盛り上がりました
引き続き、障害年金って何という話や障害年金の更新手続きのことなど、障害年金について話題になり、終了時間を迎えました。
前回に続いて、机を置いたままでミーティングを行いました。また、参加者の名前(ニックネーム)が分かった方が良いという要望があり、今回から名札を記入してもらうようにしましたが、反対意見が無いので、今後も同じスタイルで行いたいと思っています。
前回に引き続き、ミーティング終了後に有志のみで、会場のえんぱーく1階にあるカフェで「お茶会」をしました参加者はわたしを含めて5名でしたが、ミーティングの延長話からミーティングでは話せないプライベートなこともお互い話せて楽しかったです
今回参加された皆さん、足を運んでいただきありがとうございますまた、今回都合が悪く参加できなかった方も、ぜひ次回のミーティングへの参加をお待ちしております。
次回、第32回ミーティングは、2016年4月17日(日)を予定しています。詳細については、ブログでご案内いたします。