『市民タイムス 口差点』に掲載されました(2026年2月2日)
2026年2月2日(月)付の『市民タイムス』の“口差点”に、わたしの投稿が掲載されました。
「沈黙」という逃げ道を捨て、「向き合う」勇気を持ってほしい。これからの組織を担う皆さんに、「管理職という役割」について、わたしの考えを伝えたいと思います。
今、ハラスメントへの懸念から、部下に対して「何も言わない、踏み込まない」という選択をする管理職が増えています。しかし、管理者の「沈黙」は、決して中立ではありません。それは現場の歪みを見過ごし、責任感の強い誰かに負担を押し付け、組織の健全性を損なう行為です。
管理者の役割を果たすために、次のことを心に刻んでください。
1. 逃げずに「向き合う」覚悟を持つ
管理職の本質は、きれいな調整役ではありません。時には「言いにくいこと」を伝え、難しい判断を引き受ける役割です。わたしが新人だった頃、本気で叱ってくれた上司がいたからこそ、今のわたしがあります。「一人前に育てる」という覚悟を持って相手に向き合うこと。その熱量こそが、人を動かす原動力になります。
2. 「10の道具」を使いこなし、チームの盾になる
管理者の役割には、計画・組織化・教育・革新など「10のポイント」があります。これらは、チームを守り、成長させるための強力な道具です。
- 指示を出すだけでなく、自ら動きたくなるよう「動機づけ」すること。
- 人事任せにせず、日常の中で「教育(OJT)」を継続すること。
- 現状に甘んじず、常に「革新」を求め、対立を恐れず「調整」すること。
これらを一つひとつ愚直に積み重ねることで、初めて組織に血が通います。
3. 現場から目を背けない
管理職になると、数字や報告書にばかり目が向きがちです。しかし、真実は常に現場にあります。現場で踏ん張っている部下の姿をしっかり見つめ、対話を止めないでください。
最後に…管理職という仕事は、確かに大変で責任も重いです。しかし、一人の人間を成長させ、チームで大きな目標を達成する喜びは、何物にも代えがたい経験です。失敗を恐れず、沈黙に逃げず、本気で現場と向き合い続けてください。皆さんのその姿勢が、次なるリーダーを育て、組織の未来を創っていくのです。

