『ガレージとーく』第58回ミーティング(2019/3/17)終了報告
2019年3月17日に、うつ病のピアサポートグループ『ガレージとーく』第58回ミーティングを開催いたしました。
時折雪が舞い、冬に逆戻りしたかのような陽気の中、初参加2名+リピーター2名の計4名の方に参加いただきました。
最初に、簡単な病歴や参加のきっかけに触れながら自己紹介をし、その後、フリートークということで、近況など自由に話をしました。その後、「今日話したいこと」を出し合ってもらい、事前にリクエストがあったものを含め、以下のテーマが挙がり、それぞれの体験などを話しました。
- 良くなってきたと感じるときは、どんなときですか?
- 医師の言うことを聞いていれば良いのでしょうか?
- 会社の同僚との雑談などのコミュニケーションのとり方
- 日々悩んでいることは何ですか?
- 病気のことについて、誰かに共感してもらえて嬉しかったことはありますか?
今回のミーティングでは、参加申し込みされていた2名の方が、当日欠席されましたが、参加者からは、最近不調で仕事を休んでしまった・・・という話がありました。この時期は、外気温の変化や気圧が不安定になるなど、自律神経系が疲労しやすい状態なのかもしれません。わたしも3月に入り、悪天候が続いたのと、持病の慢性鼻炎が悪化してしまい、すっかりメンタルも不調になっていましたので、ミーティングで皆さんの話を聞き、「この時期不調なのは、自分だけではないんだ」と安心しました。
テーマミーティングでは、睡眠薬のことが話題になりました。薬が効かない、あるいは起きても眠気がとれない・・・という睡眠に関する悩みを話しましたが、睡眠がうまく取れないという方は多いようです。また、自分に合った睡眠薬を処方してもらうために、担当医にどう伝えるか?についても話をしました。
日々悩んでいることについては、仕事、お金、病気、親の介護のことなど、将来への不安からくるものもたくさんありますが、病気になってから本が読めなくなってしまい、仕事にも影響してしまいそう・・・といった日常生活での悩みも語られました。
うつ病になって、本を読んでも頭に入ってこなくなった、文字自体は視界の中には入ってくるけど、頭に入らない・・・という話は聞くことがありますが、他にもそういった体験をされた方、あるいは克服された方がいたら、お聞きしたいと思いました。
共感してもらえて嬉しかったことの話の中では、「雨降りの日に傘を差し出してくれるよりも、一緒に雨に濡れてほしい。」という言葉が挙がりましたが、この言葉は、わたしの記憶では、SSTリーダーの高森信子先生が言われたのが最初だったと思います。この言葉の意味を皆さんはどう理解しますか?
ネットでは、「手を差し伸べてくれた人を道連れにするのか?」「同じ苦しみを味わえと言うのか?」などと書かれていましたが、世間には違ったイメージを抱かせてしまうのでしょうか・・・
参加された方へのアンケートの回答から、ミーティングの感想を一部紹介します。
今回参加された皆さん、足を運んでいただきありがとうございます。また、今回都合が悪く参加できなかった方も、ぜひ次回のミーティングへの参加をお待ちしております
次回、第59回ミーティングは、2019年4月21日(日)を予定しています。よろしくお願いします