NHKあさイチ特集『それ、本当に「うつ病」ですか?』
2019年5月8日放送のNHKあさイチの特集は、『それ、本当に「うつ病」ですか?』です。
◇放送日時 2019年5月8日(水)8:15〜9:54
◇番組ホームページ それ、本当に「うつ病」ですか?|NHKあさイチ
「うつ病」と診断され1年以上投薬治療を続けているのに、なかなか治らない・・・東京・吉祥寺の杏林大学付属病院では、そうした患者を対象に、国内では珍しい入院検査プログラムを行っています。作業療法士による検査や、臨床心理士による心理テスト、睡眠時の脳波測定などを1週間かけて実施。その結果、なんと患者の6割に、「双極性障害」や「甲状腺機能障害」、さらには「睡眠時無呼吸症候群」など「うつ病」以外の疾患が見つかるといいます。診断に従って治療方法を変えたところ、「うつ状態」が改善する患者が相次いでいると言います。
杏林大学の渡邊教授によると、気分が落ち込む「うつ状態」はいろいろな原因で引き起こされ、「うつ病」はその一つにすぎません。しかし精神科の現場では、患者数の増加などから診察は短い時間に限られ、問診に頼らざる得ないのが実情。「うつ病」以外の病気を見分けるのは難しいと言います。
番組では検査入院の様子を取材するとともに、本人や家族がほかの病気に気づくためのポイントを紹介。「うつ」から回復するヒントを探ります。