『こころの元気+』2014年10月号
メンタルヘルスマガジン「こころの元気+」2014年10月号を紹介しま
す。
この本はメンタルヘルスマガジンという名の通り、うつ病や躁うつ病、統合失調症などの精神疾患をかかえる本人向けの雑誌です。なかな
か精神疾患を取り上げて毎月発行される本は無かったですし、何より同じ病気をかかえて闘病生活を送っている人たちの声が聞ける唯一の本で
す。
毎号の特集はもちろん、たくさんの連載があり、いつも楽しみに読ませてもらっています。そしていろいろ参考になっています
もし、まだ「読んだことが無い!」という方は、ぜひ読んでみてください。購読の申し込みは、下記のホームページからできます↓(書店では販売していません)
特集は「決めつけないでください」です。精神疾患を患う人が、周囲に理解ができない行動をすることは、すべて「問題」なのでしょうか。ま
わりの人には理解ができなくても、本人にとっては、その行動の理由があるかもしれません。この特集は、「問題だ」と決めつける前に、その行動を理解する大
切さを伝える特集です。
目次より
●ややこしや~ ややこしや~/zenko
●あのときの行動には理由があったんです
●誠に遺憾であります/神戸いつほ
●母の行動には理由があった/糸川 昌成
●後からわかったその理由
●どんなときどんな行動?アンケート
●叫びたい! こんな気持ち
●フィルターをはずして/高森 信子
●病気のせいだけじゃない!
●薬を増やせば解決するのでしょうか?/中山 享
以下、連載の一部を紹介します。
大野先生(国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター長)の「いろいろ応用できる認知療法をじょうずに使ってみませんか」File.63
は、「思いこみから自由になり、生活の知恵を使う」についてです。
質
問コーナーの「おこまりですか?では他の人に聞いてみましょう!」Vol.92
は、「マイナスの感情について」についてです。
渡
邉博幸先生(千葉大学社会精神保健教育研究センター・千葉大学医学部付属病院)の「さじかげんよいかげん~ちょうどよい薬の量のはなし~」第6回は、「抗精神薬のさじ加減-減量と適正化について-」についてです。