不眠症治療薬『クービビック®錠50mg』を服用しました
若い頃から慢性副鼻腔炎に悩まされています。症状が酷くなると喉が痛くなります。その際は、耳鼻咽喉科を受診し、カルボシステイン、トラネキサム酸、メイアクトが処方され服用します。数日後には、症状は軽くなるのですが、今回は全く効きません。頭重感と頭痛に、咽頭痛で日中も集中できず、就寝時は鼻詰まりで目が覚めます。もともと短時間しか眠れないのですが、5時間眠れれば良い方です。
このため、主治医から睡眠薬『デエビゴ』を処方してもらい、服用しています。5mgでは朝多少ふらつく感じがあるので、休日前の金曜日や土曜日のみ服用しています。明け方目が覚めても体が起きないので、また横になり少し眠れるという感じで、何とか8時間くらい眠れる日もあります。
でも、翌日が仕事の日の前日も睡眠薬服用して、睡眠時間を確保したいと思います。そこで、主治医から処方してもらったのは、2024年12月に発売されたばかりの新薬『クービビック』です。
クービビックは、「オレキシン受容体拮抗薬(DORA)」というグループに分類される、新しいタイプの睡眠薬です。クービビックの有効成分は「ダリドレキサント」です。これは、すでによく使われている「デエビゴ(レンボレキサント)」や「ベルソムラ(スボレキサント)」と同じDORAの仲間になります。私たちの脳の中には、「オレキシン」という物質があります。このオレキシンは、脳を活発にし覚醒させる働きを持っています。オレキシンが脳内の特定の”受け皿”(オレキシン受容体)にくっつくことで、私たちは目が覚め活動的な状態になります。クービビック(ダリドレキサント)は、このオレキシンが受容体にくっつくのをブロックする薬です。
薬が体の中で作用する時間については、比較的速やかに血中濃度が下がるというデータがあり、同じDORAの仲間であるデエビゴなどと比べると、翌朝に眠気やふらつきが残る「持ち越し効果」が少ない可能性が期待されています。『デエビゴ』で朝のふらつきを感じているので、翌日への影響をより少なくしたい場合に『クービビック』のほうが自分には合うかもと期待し服用しました。
服用してみてですが、「持ち越し効果」はデエビゴ5mgと変わらないと感じました。まだ数日服用しただけですので、服用を続ければ変わるかもしれません。『クービビック』は25mgもあるようですが、こちらだとどうなのでしょうか?三角形の錠剤なので半分にカットしづらいですが、試してみても良いかもしれません。これはあくまでわたしの感想です。効果の感じ方や持続時間には個人差があると思います。新薬なので発売後一年間は最大処方日数2週間の縛りがあることにも注意が必要です。