大腸内視鏡検査を受けました(2024年11月12日)
今日(2024年11月12日)、大腸内視鏡検査を受けました。
前回受けたのは、2016年4月5日でした。その時は、2~3㎜の腺腫性ポリープか一つありましたが、生検は異常なしでした。経過観察で2~3年に1回くらい内視鏡検査を受けましょうとのことでした。実は2022年に検査の予約をしたのですが、体調が優れずキャンセルをしました。それ以来ですので、8年半ぶりの大腸内視鏡検査でした。
今回大腸内視鏡検査を受けることになったのは、2024年10月15日の夕方から腹痛と発熱で翌日に受診したところ、大腸憩室炎と言われたからです。熱はすぐに下り一週間抗生剤を服用しましたが、下腹部の違和感がありました。2022年の検査をキャンセルしたこともあり、この機会にしっかり内視鏡検査を受けておきたいと思いました。
一度経験しているのですが、大腸内視鏡検査の一番つらいのは下剤を飲んで便を全部出すことですよね。何度も何度もトイレに行くのはつらいです。今回は病院内で下剤を服用するか自宅で服用するかを選ぶことができました。自宅でゆっくりトイレを使いたいと思ったので、自宅で下剤を服用し病院に行く方法にしました。
下剤は「モビプレップ」でした。
大腸内視鏡検査や大腸手術の前処置として使用される、経口腸管洗浄剤です。水に溶かして飲むことで、腸管内の内容物を排泄させ洗浄します。2リットルを12回に分けて飲みますが、苦い味ですし飲んでるうちに吐き気がしてきました。5回目を飲んでからようやく便が出始めましたが、透明な液が出るまでには2リットル飲みきり相当な回数トイレに行きました。その後、水を飲むとすぐに出てしまうので、何も飲まずに病院に行きました。
14時半スタートでしたが、30分以上待ちました。お尻に穴が空いているズボンに着替えて検査室に入りました。検査が始まりましたが、肛門から入って、直腸S状結腸下行結腸横行結腸上行結腸盲腸まで到達するまでが時間が掛かり、ものすごく痛くて痛くて歯を食いしばって耐えました
後で調べたら、大腸内視鏡検査で痛む原因の大部分は、S状結腸と横行結腸で起こっているとか。理由としては、S状結腸と横行結腸は固定されておらずぐにゃぐにゃと曲がった状態で、場所や形が常に変化しており、そのまま進めると不要な圧が腸管にかかり痛みが出ます。他には、大腸が過剰に膨らむため痛みが起こります。大腸カメラを奥に進めるため空気を入れながら進行方向を確認し検査を行います。そうすると、過剰な圧が腸管にかかり痛みが出るようです。
盲腸まで到達したら、入ってきたのと逆に戻りながら大腸の中を診ていくのですが、このときも痛かったです。空気が出るので、おならは我慢しないように言われたので、意識して出しました。ものすごく長い時間に感じましたが、30分くらいで終わりました。
着替えてから、検査をしたDr.から説明がありました。まず言われたのは、「大腸が長い」でした。大腸の全体の長さは通常、約150センチメートルですが、個人差があり人によってはこれ以上に長くなることがあるそうです。そのような場合、大腸の機能に影響を及ぼす可能性があり、便通のトラブルや消化器系の異常が見られることもあります。大腸が長いことで、食物の移動時間が延び、消化不良や便秘が発生しやすくなる可能性があるそうです。
次に言われたのは、「腹部の右側(盲腸・上行結腸)と腹部の左下側(S状結腸)に大腸憩室が多くある」そうです。でも、今、炎症を起こしている憩室はないとのことでした。ポリープは特にありませんでした。
今後ですが、大腸が長いことで食物の移動時間が延び、消化不良や便秘が発生しやすくなります。大腸憩室は便が出入りすることは問題ないのですが、何らかの理由で便が憩室に詰まってしまうことで、炎症を引き起こすそうです。食物繊維の摂取を心掛け、便秘を防ぐことが大腸憩室の一番の予防となるようです。
ここ数年は便秘はそんなに気にならなかったのですが、最近は便秘がちでした。食物繊維を溶かして飲んだり、キウイフルーツを食べたり、ヨーグルトも食べていますが、快腸ではありません。検査前の腸内が良い環境でも悪い環境でも、大腸内視鏡検査後の腸内は環境がリセットされるそうです。腸内環境がリセットされた状態で善玉菌を取り入れるベストなタイミングなようです。
今日から整腸剤を服用し、食生活にも気をつけたいと思いますあんなに痛い思いはもうしたくないですね。