メンタルヘルスマガジン『こころの元気+』2019年6月号(148号)
メンタルヘルスマガジン「こころの元気+」2019年6月号を紹介します。
この本はメンタルヘルスマガジンという名の通り、うつ病や躁うつ病、統合失調症などの精神疾患をかかえる本人向けの雑誌です。なかなか精神疾患を取り上げて毎月発行される本は無かったですし、何より同じ病気をかかえて闘病生活を送っている人たちの声が聞ける唯一の本です。
毎号の特集はもちろん、たくさんの連載があり、いつも楽しみに読ませてもらっています。そしていろいろ参考になっています
もし、まだ「読んだことが無い!」という方は、ぜひ読んでみてください。「こころの元気+」は、コンボの賛助会員の方に毎月15日頃をめどに(郵便事情により前後します)お届けする会員誌のメンタルヘルスマガジンです。購読の申し込みは、下記のホームページからできます。(会員誌のため書店では販売していません)
当事者や家族は、困った時などに様々な理由で、また隠したいというわけでなくても「助けてください」と言えない(SOSを出せない)ことが多くあります。
そういったSOSを出すべき本当に困ったときに、助けてと言えなかった経験を集めるとともに、自分のSOSに対してどうすればよいのか、準備にはどんなものがあるのかなどを取り上げます。
専門職、ピアにはどのような助け方があるのか、どのような手段があるのかもあわせて紹介します。
- 【特集1】まんが:こんなんしてます/神戸いつほ
神戸さんの「備えあれば憂いなし」のSOSへの備えとは?
- 【特集2】私のSOS体験(本人編)出せなかった・出せてよかった/投稿
こんな理由があってSOSを出せなかった。SOSを出したらこんなことがあった。思い切ってSOSを出せるようになった。そんな体験談です。
- 【特集3】私のSOS体験(家族編)/ 高田いおり/ぺこ@
家族にもSOSがあり、家庭内暴力や相談先が見つからないなど、色々な理由で、なかなかSOSを出せないことがあります。そんな体験談です。 - 【特集4】まんが:私のSOSに備える/はにゅけんまま
高熱でダウン。そんなSOSで助けてくれたのは… - 【特集5】SOSに備えるために
・WRAPのクライシスプランに学ぶ備え (WRAP編)/倉田真奈美/福田彩乃 (株MARS・生活介護事業所そにあ・千葉県ピアサポート専門員)/りょうちゃん/浦川香保里(さが恵比須メンタルくりにっく)
・アクトで作るクライシスプラン/市川泉(SAGA–ACT Tenacious・さが恵比須メンタルくりにっく)
・コラム:アドバンスド・ヘルス・ディレクティブ/ 寄稿:ホゼ・フローレス(ロサンゼルス・プロジェクトリターン・ピアサポートネットワーク/住居スペシャリスト(ピアサポーター)(翻訳:宇田川健)
- 【特集6】自分のSOSへの備え/投稿
自分がどのようにSOSに備えているのかの体験談です。
- 【特集7】いつでもSOSを出せる相手を見つけておく/西隈亜紀(NPO法人東京フレンズ理事長)
どんな人にSOSを出せばよいのか?SOSを出されたらどうしたらよいのか?などなど
- 【特集8】私達はSOSになぜ備えるのか?/宇田川健(コンボ代表)
なぜSOSを出しにくくなってしまうのか?備えが必要なわけとは?SOSを出していい、など体験を踏まえて語ってくれました。
以下、連載の一部を紹介します。
菊地俊暁先生(慶應義塾大学病院)と黒川常治さん(巣立ち会ピアスタッフ)の「 うつ病Q&A」第10回は、「うつ病の再発予防」です。
『発達障害 空気を読まずに言いたい放題』 第27回 は、長尾美香(NPO法人らぽーる)さんの『今の私があるのは』です。
井坂武史先生(特定社会保険労務士)の「あきらめない障害年金」第9話は、「精神障害者手帳は3級 障害年金は2級」です。