サカナクションは『アルクアラウンド』の頃から好きでよく聴いています。そう言えば最近音楽番組に出演しないなぁ…なんて思っていたら、テレビでボーカルの山口一郎さんが、うつ病を患い活動を休止していたと知り驚きました。Yahooニュースで、闘病の経過とサカナクションとして再び立ち上がる現在についてお話ししています。

  「病気を公開しながら、音楽を作っていく」――サカナクション・山口一郎、うつ病との闘い #病とともに(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)

「最初は3カ月ぐらいですぐによくなると勝手に考えていた。でも3カ月が6カ月と延びて、1年を過ぎたあたりで、『これは一生付き合っていくのかもしれない』と思いました」

2022年5月のサカナクション15周年の配信ライブを終えた頃から体調を崩し始めたそうです。わたしもうつ病と診断されたときは、仕事を変わればすぐによくなると考えていましたが、気がつけば5年、10年、15年と延び、一生付き合う病気だと思いました。間もなく20年経ちますが、一生付き合う病気という気持ちは変わっていません。

闘病を通して気付いたのは、自分と同じような悩みを持つ人たちが大勢いるという事実だった。
「YouTubeチャンネルを通して、『実は私も同じ症状が』という人や、『がんで明日手術です』『先天性の疾患があって』という声がたくさん寄せられた。『苦しい時、サカナクションの音楽で助けられた』と打ち明けてくれた人もいます」

ピアサポートグループ『ガレージとーく』を始めたきっかけも、まさに「自分と同じような悩みを持つ人たちが大勢いる」からです。『実は私も同じ症状が』と話しをすることで気持ちがラクになりました。

うつ病のつらさは体験した人じゃないと分からないと山口は言う。

「『倦怠感』って言葉、よくないですよ。『なまける』なんてもんじゃないから。体験していない人が想像するより、200倍くらいつらいと思う。僕の場合は『ドラゴンボール』に出てくる『精神と時の部屋』じゃないけど、ひどい時は本当に重力が何倍にも感じる。躁の時間が長い人や、端から見たら元気で、サボってるように見える人もいる。人によって症状が違うので、まずはカウンセリングや治療を受けることが大事だと思います」

わたしも上司にうつ病だと話したら、甘えていると言われました。就職活動の面接では、「うつ病の人はいらないよ」と言われました。「なりたくて、うつ病になったわけじゃない」、「もう消えたい、死にたい」、「うつ病のことを隠して生きないといけない」と思いました。

「当たり前に過ごすって、すごいことだと思う。例えば会社員の人なら満員電車に乗って、上司もいて、人と自分を比べて……体調が悪くなるのも当たり前。今の社会って、あっさりと簡単に人を見放すじゃないですか。一回輪の外に出てまた中に入るのはすごく勇気がいる。傷ついたことを受け入れる社会になってほしい。きれいなリンゴも傷んだリンゴも、リンゴはリンゴですよね」

うつ病になって、社会の落伍者になったと思いました。「うつ病であっても正々堂々と生きている!」と言える社会になって欲しいです。

「元に戻る」のではなく、「新しい自分」になると山口は言う。

「うつ病の自分を受け入れる。その習慣が新しい自分を生み出し、新しい音楽を作り、それをメンバーやスタッフがいいねと言ってくれたらやればいい。この病気と寄り添い、乗りこなして生きていく覚悟です」

「新しい自分」だからこその「新しい目標」もある。

うつ病に対する誤解や偏見はまだまだ多く、多くの人がうつ病になったことを「隠したい」と考えがちですが、うつ病になったからこそ人生を見直せる、そんなチャンスを持つことが出来たと思います。

山口一郎さんの新しい自分になって、この病気を乗りこなして生きていくという言葉はステキだなと思います。これからもサカナクションを応援していきます!

 

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