『こころの元気+』2014年5月号

メンタルヘルスマガジン「こころの元気+」2014年5月号を紹介します。

この本はメンタルヘルスマガジンという名の通り、うつ病や躁うつ病、統合失調症などの精神疾患をかかえる本人向けの雑誌です。なかなか精神疾患を取り上げて毎月発行される本は無かったですし、何より同じ病気をかかえて闘病生活を送っている人たちの声が聞ける唯一の本です。

毎号の特集はもちろん、たくさんの連載があり、いつも楽しみに読ませてもらっています。そしていろいろ参考になっていますイイ!!

もし、まだ「読んだことが無い!」という方は、ぜひ読んでみてください。購読の申し込みは、下記のホームページからできます↓(書店では販売していません)

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つらくて泣いています

特集は「つらくて泣いていす」です。精神疾患をもつ人の多くは、生きづらさの中で強いつらさを抱えています。この特集は、そのつらい思いにそっと寄り添うような特集です。「こうすればそのつら
さから脱却できる」というような何かの答えを出すような特集ではありません。「他にもつらくて泣いている人がいるんだな。同じ人がたくさんいるんだな」
と感じていただくような特集です。

目次より

誰からも必要とされない悲しさ/唐沢野枝
●私のつらさについて
●私もつらくてさびしいです
●家族もつらくて泣いています
●やさぐれうつ日記②/かがわ ともこ
●Doingの前に、Being/副島 賢和
●つらいとき私がしていること
●つらさやさびしさに効く薬はありますか?/小林 和人
●泣いたっていい、叫んだっていい/澤登 和夫
●泣き暮らし/神戸いつほ

以下、連載の一部を紹介します。

認知行動療法センターの大野先生の「いろいろ応用できる認知療法をじょうずに使ってみませんか」File.58は、「うつ・不安ネットはどのように生まれたか」についてです。

質問コーナーの「おこまりですか?では他の人に聞いてみましょう!」Vol.87は、「未来の自分に絶望しています」についてです。

★新連載がスタート!コチラ

「さじかげんよいかげん~ちょうどよい薬の量のはなし~」
精神科でよく使われる薬の「処方量」について、12回にわたってお届けする新連載です。ご執筆いただくのは、渡邉博幸先生(千葉大学社会精神保健教育研究セ
ンター・千葉大学医学部付属病院)。服用する当事者の皆さんの気持ちや生活への影響、人生設計を相談しながら、最適な量を決めるという「心配り」をしながらの薬の処方には定評があります。お楽しみに!

『こころの元気+』2014年5月号